東芝ソリューション、最大6TBまで拡張可能なアーカイブストレージ

 東芝ソリューション(梶川茂司社長)は6月6日、ディスクアレイ装置「ArrayFortシリーズ」の新製品として、アーカイブやバックアップに適したアーカイブストレージ「AF800AC」を発売した。

 「ArrayFortシリーズ」は、企業の基幹システムで活用できるよう、信頼性や可用性を重視して設計されたディスクアレイ装置。Solaris、Windows、Linux、HP-UX、AIXなどのオープン環境に対応する。

 「AF800AC」は、高さ2Uサイズのコンパクトなきょう体にHDDを12台実装し、最大6.0TBまでの拡張が可能。アーカイブシステムでは、使用頻度の少ないデータを「AF800AC」に移して保管することで、データの管理コストを低減しつつ、データの参照効率を高める。バックアップシステムでは、「AF800AC」にバックアップデータの世代を管理し、確実なデータ保護と迅速なリカバリを可能にする。

 また、簡単なオペレーションでArrayFortシリーズから「AF800AC」にデータを複製する「装置間レプリケーション機能」や、ひとつの装置内での複数世代データ管理を実現する「装置内レプリケーション機能」を備え、ArrayFortシリーズと組み合せることで、サーバーに負担をかけない高パフォーマンスのアーカイブ/バックアップシステムを実現する。

 HDDには、容量あたりの価格に優れるSATA HDDを採用。さらに、ディスクアクセスの効率化を図り、HDDアクセスの性能を向上させた。このほか、各モジュールの二重化、SATA HDDの特性に適するようアクセス負荷を軽減したHDDパトロール機能を搭載することで高信頼性を確保。万一のHDD障害時にはHDD交換後のデータ書き戻しを不要にすることで、HDDの信頼性も確保した。

 税別価格は、基本ユニット1台、500GBのHDD3台、コントローラー、管理ソフトライセンスなどの基本構成で188万6000円から。

東芝ソリューション=http://www.toshiba-sol.co.jp/
「ArrayFortシリーズ」=http://arrayfort.toshiba-sol.co.jp/

提供:BCN