ソフトバンクモバイル、携帯電話向け共通プラットフォームを開発

 ソフトバンクモバイルは2007年5月22日、携帯電話向けの共通API指向型プラットフォーム「Portable Open Platform Initiative(POP-i)」を開発すると発表した。ハードウェアやOSの違いを吸収するプラットフォームで、2008年度の市場投入を目指す。

 共通APIの採用で、ハードウェアやOSなど下位層のプラットフォームを覆い隠し、違いを吸収する。これによって、APIの上位で稼動するアプリケーションなどのソフトウェアを共通化して、開発期間を短縮とコスト軽減が可能になるという。アプリックス(本社:東京都新宿区)、ACCESS(本社:東京都千代田区)と共同開発する。

 共通APIには、ロイヤルティフリーの携帯電話向けAPI仕様「OpenCODE」を含むため、多くのベンダーによるソフト開発が期待できるという。また、OpenCODEは動画や2D/3D、サウンドなどのマルチメディアソースを扱うことができ、リッチコンテンツの提供も可能となる。

 現時点で、サムスン電子、シャープ、東芝、NEC、パナソニック モバイルコミュニケーションズの5社が賛同、POP-iを採用する見通しという。【鴨沢 浅葱/Infostand】

ソフトバンクモバイル
http://www.softbankmobile.co.jp/

アプリックス
http://www.aplix.co.jp/

ACCESS
http://www.jp.access-company.com/