米Adobe:「FreeHand」の開発終了
米Adobe Systemsは5月16日(米国時間)、ベクターベースの作画ソフト「FreeHand」の開発を終了したと発表した。同社の主力ソフト「Illustrator」と分野的に重複するためで、ユーザーにはIllustratorへの乗り換えを促す。
FreeHandは、旧米Macromediaの製品で、Illustratorと並ぶ定番作画ソフトとして人気があった。しかし、05年にAdobeがMacromediaを買収したため、両社の製品のなかで重複する作画ソフトや写真編集ソフトの整理が行われることが確実とみられていた。
FreeHandの現行バージョンは「FreeHandMX」で約4年前にリリースされた。Adobeは、販売と顧客サポートは当面継続するが、新版のリリース、修正パッチの配布、新OS向けのアップデートは今後行わないとしている。
また、登録ユーザーには最新版の「Illustrator CS3」へのアップグレードを199ドルで販売する。【高森 郁哉/Infostand】
Adobe Systems
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