Apple:次期OS「Leopard」、10月に延期

 米Appleは12日(米国時間)、次期OS「Leopard」の発売を10月に延期すると発表した。春に投入予定だったが、開発が遅れている。携帯電話の「iPhone」を計画通りに出荷することを最優先したためと説明している。

 Leopardは、約2年ぶりの全面刷新。6月中旬の技術者の会合で、完成披露する予定だった。しかし、iPhoneを6月下旬に出荷するため、「OSチームの手を借りざるを得なかった」と説明。会合では「完成に近い」試験版の公開にとどまるという。

 iPhoneは携帯電話会社が採用予定で、遅れると影響が大きいと判断したとみられる。米国では教育機関が秋から新学期を迎えるため、夏は重要。新OSが10月にずれこむことは、販売に影響しそうだ。

 Appleは最近、重要製品の開発に手こずっている。「AppleTV」も2月発売の予定が、3月下旬まで遅れたばかり。【南 優人/Infostand】

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