日本ベリサイン、より信頼性の高いEV SSLサーバー証明書の発行を開始

 日本ベリサイン(橋本晃秀社長兼CEO)は3月28日、Extended Validation(EV)SSLサーバー証明書「セキュア・サーバID EV」「グローバル・サーバID EV」を発行するサービスを開始したと発表した。日本国内の企業・組織向けにEV SSLサーバー証明書を発行するのは初めて。

 EV SSLサーバー証明書は、米国のCA/Browserフォーラムが定義したガイドライン基準をクリアしたウェブサイトのみに発行し、高い信頼性と安全性を証明するもの。また、Internet Explorer7(IE7)に対応し、IE7でEV SSL証明書を発行されたウェブサイトに接続すると、ブラウザのアドレスバーが緑色で表示され、安全であることをユーザーに示す。対して、フィッシングサイトの可能性があるサイトの場合は黄色に、フィッシングサイトの場合は赤色にそれぞれ変化する。

 認証されたウェブサイトは、運営する組織名と、そのウェブサイトの認証を行い、EV SSL証明書を発行した認証局名も表示する。また、SSLによる暗号化接続を表す鍵のアイコンもアドレスバーの位置に表示するため、ユーザーはそのウェブサイトを運営する組織や暗号化の状態を一目で識別できる。

 このほか、ベリサインの提供するEV SSL証明書は、独自開発技術「ベリサイン EV Upgrader」を実装し、Windows VistaだけでなくWindows XP上のInternet Explorer7でもアドレスバーの緑色表示が可能だという。

 価格は、「セキュア・サーバID EV」が1年間有効の場合で17万100円、「グローバル・サーバID EV」が同22万9950円。さらに提供開始を記念し、07年5月31日までに申請した場合に、10%オフのキャンペーン価格で提供する。

日本ベリサイン=https://www.verisign.co.jp/

提供:BCN