HDE、大規模メール配信システム新版 PostgreSQL 8.1採用で高速化

 ホライズン・デジタル・エンタープライズ(HDE、本社:東京都渋谷区)は、PostgreSQLやTomcat、qmailなどのオープンソースソフトを組み合わせた大規模メール配信システムの最新版「HDE Customers Care 4」を2007年2月28日発売する。内部データベースをPostgreSQL7.2から8.1にアップデートして、処理性能を30%向上させたという。

 メールマガジン発行や携帯向けクーポンメールなど、顧客の属性や趣味に合わせたパソナライズドメールを大量・高速に配信。百万件規模までサポートする。企業単体での導入のほか、メール配信サービスを提供するASP事業者の利用も想定した。

 最新版では処理の高速化のほか、データベースごとの接続元IPアドレスの制限機能を加え、ログインパスワードの管理強化などセキュリティ機能を強化した。対応OSは、Red Hat Enterprise Linux ES/AS 4(同 ES/AS 5対応予定)。

 配信規模によって4バージョンがある。1万人規模向けの「Standard Edition」の価格は75万6000円から。携帯メール配信機能を付加した「Mobile Edition」は同180万6000円から。10万人以上の大規模配信向け「Enterprise Edition」は同201万6000円から。Enterprise Editionを地方自治体向けにディスカウントした「LG Edition」は100万8000円から。【鴨沢 浅葱/Infostand】

ホライズン・デジタル・エンタープライズ
http://www.hde.co.jp/