JCS、最大容量150TBのRAIDサブシステム一体型NAS

 日本コンピューティングシステム(JCS、岩本修社長)は1月18日、最大容量150TB(テラバイト)のRAIDサブシステム一体型64ビットNAS「Type-VCNP」を1月19日に発売すると発表した。価格は97万6500円から。

 RAIDサブシステムとNASヘッドを融合した製品で、OSに64ビットの「Windows Storage Server 2003 R2」(32ビット版に変更可能)を搭載し、高機能NASとして利用できるほか、標準構成のままで遠隔地へのバックアップやIP-SAN(iSCSI)への接続、Fibre Channel HBAを追加してSAN(Storage Area Network)に接続など、総合的なストレージ統合ソリューションを提供する。

 NASヘッド部のマザーボードとCPUは、用途や使用環境に合わせて選択可能。CPUは、インテルのXeon 5300/5100/3000シリーズまたはCore 2 Duo、AMDのOpteronから選択できる。またネットワークインターフェイスとして、標準で2ポートのGigabit Ethernetを装備。オプションで10Gigabit EthernetカードまたはGigabit Ethernetカードを最大5枚まで追加することもできる。

 ストレージ部は高性能RAIDサブシステムと同等の高速Intel 80321RAIDプロセッサを搭載した、Ultra320 SCSI to Serial-ATA2ハードウェアRAIDユニットを装備。3Uサイズの場合、最大16基のHDDを搭載でき、750GB HDD搭載時の1ユニットあたりの総容量は12TBにもなる。さらに、別売りの拡張用ストレージユニットを追加することで、3Uモデルの場合、最大150TB以上にストレージ容量を拡張できる。

日本コンピューティングシステム=http://www.jcsn.co.jp/

提供:BCN