デル、クラスタ構成に対応したミドルクラスのDAS製品

 デル(ジム・メリット社長)は12月7日、ストレージ製品「PowerVault(パワーボルト)」シリーズで、クラスタ構成に対応したミドルクラスのDAS製品「PowerVault MD3000」を発売した。価格は49万6440円から。

 06年5月発売の「PowerVault MD1000」の上位機種で、2ノードクラスタへの対応やキャッシュコントローラーの内蔵、I/O処理性能の向上、管理ソフトの標準添付など、機能と同時に、管理性・接続性の向上を図った。

 1エンクロージャあたり、3.5インチSAS HDDを最大15基まで搭載可能。最大容量は4.5TB(300GB×15基)で、デイジーチェーンによる3エンクロージャの接続で、最大45基のHDD、最大13.5TBの大容量を実現する。また、コントローラーごとに512MBのキャッシュを搭載し、キャッシュI/O性能で、100000IOPS、毎秒1600MBのスループットを実現したという。

 サーバーからのデュアルパスまたはシングルパスによる2ノードのクラスタリングによるフェイルオーバーに対応。シングルパスでは最大4台までのサーバーへの接続も可能で、単一障害箇所からのダウンを回避するため、コントローラー、電源、ファンなどすべてのコンポーネントを冗長化した。

デル=http://www.dell.com/jp/

提供:BCN