Linus、2.6.18カーネルを海賊語で紹介
メッセージは、次のように始まる。
ものども!引き上げだーっ。錨を上げろ!
お宝はたっぷり戴いた。お前たち、新米どもにも分け前はあるぞ。
変更個所は大してないが、defconfigアップデートのパッチは盛りだくさん。お宝が気になるやつはこの後を見な。とくと説明してやるぜ。
ヘッダーはきれいさっぱり、ちょっとした変更はいろいろ、修正はあちこちだ。
船長、Linus
以下、NewsForgeが入手した海賊語メッセージから、2.6.18カーネルに施されたアップデートの中で印象的なものをいくつか紹介しよう。海賊たちの心意気が少しは見えてくるだろう。
Adrian Bunk: おーい! fs/jffs2/nodelist.cのjffs2_obsolete_node_frag()はstaticにしてやり、 fs/jffs2/xattr.cのデッドコードはおさらばだ。NewsForge.com 原文「濡れねずみ」ことAl Viro: [IPV4] fib_trieで、fib_semantic_match()を呼び出すとき、ntohl()を忘れてた。
Alexey Dobriyan: headers_check: 不揃いの#include regexpをちょいと直して headers_check: 文句があるならハッキリ言えと教えてやったね。
Alexey Korolev: [MTD] のろまで腰の定まらないCFIをたたき直してやったぜ、おーっ。
キャプテンAndrew Morton: どうだ! hvc_consoleのサスペンドは、もうカンペキ。
Andy Walker: [SPARC]: 生意気なsys_getdomainname()に焼きを入れてやったぜ。
Arnaud Patard: ipmiのないシステムで、IPMIがipmi_msghandlerの削除にドジっていたから、たたき直してやった。どんなもんだい!
Artem B. Bityutskiy: [MTD] NAND: Kconfigにあった役立たずのURLをどやしつけてやった。
Auke Kok: e1000: 82542rev3がTXタイムアウトで固まるんでたたき直してやったぜ。
Ben Dooks: [ARM] 3784/1: S3C2413: MACH_S3C2413/MACH_SMDK2413用のconfigをどやしつけ、 [ARM] 3785/1: S3C2412: デフォルト・コードが間違ったクロックを使ったときの、アイドルコードを直し、 [ARM] 3793/1: S3C2412: 頓馬なシリアル用info構造体をシャキッとさせ、 [ARM] 3794/1: S3C24XX: CONFIG_PMオプションがなけりゃset_irq_wakeを定義しないようにと言いつけてやった。
Chas Williams: [ATM]: [he] 送信にしくじったら、キッチリとdma領域を解放しろ、 [ATM]: [he] 送信でデバイスをロックしっぱなしにするなと説教したね。
海の精: 何かしたつもりか、青二才ども!
Geert Uytterhoeven: ia64用の「make headers_check」は、俺がシャキッとさせた。請け合うぜ。
Havasi Ferenc: [JFFS2][SUMMARY] 頓馬なサマリー・コレクションのバグをたたき直してやったぜ。おーっ。
Imre Deak: genirq: IRQの再送でタイプをしくじってたぞ、ぼーや。
船長、Linus Torvalds: x86: コンテキストが変わるときeflagを保存/復元せよ 止めーい。mmiocfgのヒューリスティックスとブラックリストの変更は戻せ。 Linux v2.6.18だ。おーっ。