日本IBM、高速プロセッサ「2.1GHz POWER5+」搭載のワークステーション

 日本IBM(大歳卓麻社長)は、自動車や航空機の設計、構造解析など、3Dグラフィック処理に適したIBM製プロセッサ「2.1GHz POWER5+」を搭載したワークステーション「IntelliStation POWER 285ワークステーション」を発売した。出荷は8月11日に開始する予定。

 64ビット対称型マルチプロセッシング対応ながら、手ごろな価格で購入できるデスクサイド型の製品。従来モデルより処理能力が約10%向上。設計や解析アプリケーションで特に必要となる浮動小数点演算性能ベンチマークSPECfp2000では、ワークステーションとしては業界最速の「3324」を記録した。この数値は、他社製UNIXワークステーションに比べて約2.4倍の処理能力にあたるという。

 価格は、POWER5+ 2.1GHz、メモリ1GB、HDD73.4GB、DVD-ROMドライブ、GXT135Pグラフィックスなどを搭載した最小構成で150万7905円。1Wayタイプと2WayタイプのIBM Expressポートフォリオ対応モデルも発売する。

日本IBM
IBM IntelliStation POWER

提供:BCN