フォント無断複製問題の影響により、東風フォント制作活動終了

渡邊フォント無断複製問題により揺れていた東風フォントだが、 10月21日、作者の古川泰之氏が 東風フォント制作活動の終了を発表した。

渡邊フォント無断複製問題に対しては、9月29日に 日立プリンティングソリューションズより、契約を新たに結ぶことにより、 日立およびタイプバンクの権利使用を明記した上で、非営利使用に限定 ながらも無償利用も可能な対応が表明されていたが ( opentechpress.jp記事)、今回の決定は 古川氏としては両社の決定を尊重するものの「開発動機でだった 「自由なフォントが欲しい」という希望を満たせなくなったため 開発動機を維持できない」ということで活動終了を決定し、日立側と 契約を結ばないことにしたという。 古川氏によれば、東風フォントはいまだ半分を少し上回る程度の完成度で あり、開発動機の維持を第一義に考えた上での決断だという。

現状で使用されている東風フォントについては、これで全権利が日立 およびタイプバンク側が保持することになり、フォントの扱いについての 相談等は 日立側の窓口で対応することになる。

32 ドットビットマップフォントの無断複製について
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