Trend Micro製ソフトの脆弱性悪用が狙い?――TCP 5168番ポートのスキャンが急増――同社は修正パッチの早期適用を呼びかけ

 米国Symantecは8月23日、Trend Micro製アンチウイルス・ソフトの脆弱性をターゲットにしていると見られるTCPポート・スキャンが急増していることを明らかにした。Symantecでは、同ソフトが稼働しているWindowsサーバが近く攻撃を受ける可能性もあるとして注意を呼びかけている。

Black Hatが始まった

 Black Hat USA 2007 Briefingsがラスベガスのシーザーズパレスで今朝(8月1日)始まった。冒頭で創設者のJeff Moss氏がこのショーについての短評とちょっとした数値を披露した。Jeff Moss氏によると、公式には50余りの国々から4,000人を超える出席者が集まっているが、Halvar Flake氏の入国が許可されていれば、この数はもっと大きくなっていたはずだとのこと(Halvar Flake氏は入管で米国への入国を拒否され、そのままドイツに帰国した)。

Firefox 2.0.0.5にパスワードが盗まれる脆弱性

 Full-Disclosureメーリングリストに今週末投稿された記事によると、Firefoxの最新版であるFirefox 2.0.0.5のパスワード管理に脆弱性があり、悪意のあるウェブサイトがユーザのパスワードを盗むことができてしまうという。JavaScriptを有効にしていて、Firefoxにパスワードを覚えさせている場合、このセキュリティ弱点によって被害を受ける可能性がある。

1万を超えるWebサイトを支配する“史上空前”のサイバー攻撃が発生――「世界中に蔓延する危険も」――セキュリティ・ベンダー各社が警告

 「Mpack」と呼ばれるエクスプロイト・ツールキットを使った大規模な攻撃が欧州を中心に広がっており、世界中に拡大する気配を見せている。攻撃を受けた1万を超えるWebサイトが攻撃の起点となっており、セキュリティ・ベンダー各社が注意を呼びかけている。

連邦政府機関の情報セキュリティ管理は依然として不十分――「重要な情報が危険にさらされている」と会計検査院が厳しく批判

 米国会計検査院(GAO)は6月7日、米国連邦政府機関の情報セキュリティ管理体制が不十分だとする内容の調査リポートを公表した。GAOによると、連邦政府機関の情報セキュリティ管理体制は、一定の前進は見られるものの、依然として重大な弱点を抱えているという。

Mozilla、Firefoxで見つかった脆弱性の危険度を「低」から「中」に変更――「2つの脆弱性が同時に悪用されると危険度が高まる」

 米国Mozilla Corporationは、数日前に発見された「Firefox」の2件の脆弱性について、当初は危険度を「低」と評価していたが、数時間後に「2つの脆弱性が同時に悪用されると危険度が高まる」として同評価を変更していたことが明らかになった。