WebP画像に対応した「LibreOffice 7.4 Community」公開

 The Document Foundationは8月18日(ドイツ時間)、オープンソースの生産性スイートの最新版となる「LibreOffice 7.4 Community」を公開した。

 LibreOffice 7.4は2020年に初公開したバージョン7系の最新版となる。147人が開発に貢献し、言語のローカライズには528人のボランティアが参加した。WebP画像のサポートが加わり、WebP形式の画像のインポートとエクスポートができるようになった。また、Microsoft Officeで作成される画像ファイルEMZ(Compressed Windows Enhanced Metafile)、Windows Metafile(WMF)にも対応した。ScriptForgeスクリプトライブラリのヘルプページ、拡張機能マネージャーへの検索機能なども加わった。

 アプリケーション別では、ワープロのWriterでハイフネーションの設定が新しくなり、脚注における変更追跡も強化した。スプレッドシートのCalcでは、サポートする列数の上限が16384行に拡大した。数式バーも改善した。互換性では、Microsoft PPTXのインポートとエクスポートなどの強化が加わっている。

 LibreOffice 7.4はLinux、MacOS、Windowsに対応、プロジェクトのWebサイトより入手できる。

LibreOffice
https://www.libreoffice.org