Red HatのCEOにMatt Hicks氏が就任、Paul Cormier氏は会長職に

 Red Hat(米IBM)は7月12日(米国時間)、CEOの交代を発表した。新CEOはMatt Hicks氏、これまでRed Hatを率いてきたPaul Cormier氏は会長に就任する。

 Hicks氏は2006年にITチームの開発者として入社、その後昇進し、直近では製品とテクノロジー担当執行バイスプレジデントを務めていた。Linux分野で25年の経験を持ち、ハイブリッドクラウド戦略で同社の主力製品であるコンテナプラットフォーム「Red Hat OpenShift」を開発したエンジニアリングチームの立ち上げメンバーでもある。

 製品とテクノロジー担当執行バイスプレジデントとして製品戦略を統括し、オープンなハイブリッドクラウド戦略とポートフォリオを構築し、「Red Hat OpenShift API Management」「Red Hat OpenShift Streams for Apache Kafka」「Red Hat OpenShift Data Science」などの新しいマネージドクラウドサービスのローンチも進めた。Hicks氏は、「Red Hat入社時、オープンソースとRed Hatのミッションに感動し、その一部になりたいと思っていた。この役割に就くことを光栄に思い、力付けられた」とし、「この業界はかつてないほどエキサイティングで、Red Hatの前には膨大な機会がある」と述べている。

 IBM買収によりJim Whitehurst氏の後任として2020年4月にCEOに就任したCormier氏は、Red Hatの会長に就任する。

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