「Manjaro 21.3」が公開

 LinuxディストリビューションManjaro開発チームは6月18日、最新のメジャーリリースとなる「Manjaro 21.3.0」(開発コード「Ruah」)を公開した。

 ManjaroはArch Linuxベースのデスクトップ向けLinuxディストリビューション。性能、コントロール、最先端のソフトウェア、ソフトウェアの安定性などを特徴とする。Manjaro 21.3は、2021年末に公開された”Qonos”ことManjaro 21.2に続くメジャーリリース。Linuxカーネルは5.15 LTSをベースとし、最新のドライバーなどを活用できる。

 インストーラーフレームワークのCalamaresはv3.2となった。パーティションモジュールで、LUKS(Linux Unified Key Setup-on-disk-format)パーティションのサポートを強化した。パッケージマネージャーのPamacはバージョン10.4となった。デスクトップ環境はGNOME、Plasma、Xfceを用意する。GNOMEはバージョン42となり、グローバルのダークUI設定が可能になった。GNOMEアプリケーション、性能も強化した。

 Plasmaはバージョン5.24となり、カスタマイズ性を強化しプロセスを簡素化した。Desktop Panelsを容易に動かしたり、エッジに置くことができるようになった。 Overviewエフェクトを使って起動中のアプリケーションを表示するなどの強化も加わっている。Xfceはバージョン4.16をサポートし、ウィンドウマネージャーの強化、ディスプレイダイアログでの分数スケーリングのサポートなどが加わった。設定マネージャーも、検索とフィルタ機能などを改善した。 Manjaro 21.3はプロジェクトのWebサイトより入手できる。

Manjaro
https://manjaro.org