初心者向けLinuxの「Linux Lite 6」が公開

 Linuxディストリビューション「Linux Lite」開発チームは5月31日、最新のメジャーリリースとなる「Linux Lite 6.0」(開発コード”Fluorite”)を公開した。デフォルトのWebブラウザが「Google Chrome」になるなどの変更が加わった。

 Linux Liteは、Windowsユーザーを主なターゲットとした初心者向けLinuxディストリビューション。UbuntuのLTSをベースとし、デスクトップ環境はxfceを採用する。LibreOfficeなどの使い慣れたソフトウェア/サービスを提供する。Linux Lite 6.0は2020年5月に公開されたバージョン5.0に続く最新版。Linuxカーネルは5.15.0-33をベースとする。

 デフォルトのWebブラウザが「Google Chrome」になった(バージョン102)。FirefoxがUbuntuスナップとして提供されること、パッケージマネージャーとのやりとりを減らすため、Windowsユーザーも親しんでいることなどを理由に挙げている。FirefoxはLite Softwareより別途インストールできる。

 ウィンドウテーマとして「Materia」を導入、GTK 2/3/4、GNOME Shell、Budgie、Cinnamon、MATE、Unity、Xfce、LightDM、GDMなどをサポートし、ライトとダークの2つのテーマを用意する。ソフトウェアキーボード「Onboard」、スクリーンリーダー「Orca」なども加わった。Grubメニューの改善なども加わっている。パッケージは、Thunderbird 91.9.1、LibreOffice 7.2.7.2、VLC 3.0.16、Gimp 2.10.30、Base 22.04など新しくなった。

Linux Lite
https://www.linuxliteos.com/