米Redis、インメモリデータストアをすぐに利用できる「Redis Stack」を発表

 米Redisは3月23日、「Redis Stack」を発表した。インメモリデータストアのRedisに検索、ドキュメントなどの主要なモジュールを組み合わせたもので、開発者がシンプルにRedisモジュールを使って開発できるとしている。

 RedisはCで作成されたキー/バリューのデータ構造を持つインメモリストア。  Redis Stackは主要なRedisモジュールを組み合わせ、単一の製品にしたもの。これまでリアルタイム性、低遅延、高いレスポンス性などを実現するために、特化型のエンジンをRedisの拡張モジュールとして用意してきたが、これにドキュメンテーションとクライアントを組み合わせことで、開発者がシンプルにRedis開発をスタートし、生産性を高められるとしている。

 コンポーネントとしては、RedisにRedisSearch、RedisJSON、RedisGraph、RedisTimeSeries、ReidsBloomを組み合わせた「Redis Stack Server」、Redisデータを可視化、最適化する「RedisInsight」、そして「Redis Stack Client SDK」の3つで構成される。  今回、2021年2月に公開されたRedis 6.2向けを公開した。無料で入手でき、Redis StackはRedis Enterprise Cloudの無料のデータベース上に実装できる。クライアントは、Jedis(Java)、redis-py(Python)、node-redis(JavaScript)など主要なRedisクライアントをサポートする。

 Redis StackはRedisのダウンロードページより入手できる。ライセンスは、Redis Stack ServerはRedisモジュールと同じRedis Source Available License(RSAL)、RedisInsightはServer Side Public License(SSPL)、RedisクライアントとオブジェクトマッピングはMIT Licenseを採用する。

米Redis
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