LinuxベースのネットワークOS、「DENT 2.0」が公開

 LinuxベースのネットワークOSを開発するThe DENT Projectは3月8日、最新のメジャーリリースとなる「DENT 2.0」(開発コード“Beeblebrox”) 公開を発表した。

 DENTは中小規模向けのオープンソースのネットワーク向けOS(NOS)。ルーターでの実装を想定し、Linuxカーネル、SwitchdevなどのLinuxベースのプロジェクトを土台とし、抽象化やオーバーヘッドのない標準的なネットワークOS構築を目指す。プロジェクトは米Amazon、米Nvidiaなどの支援を受けており、Linux Foundationの下でホスティングされている。  DENT 2.0は、2020年12月に公開されたArthurに続くリリース。

 小売や遠隔にある施設を持つ分散型の組織向けに、小型化、軽量化を進めた。  IPv6とネットワークアドレス変換(NAT)を使った安全な拡張性が可能となり、Power over Ethernet(PoE)制御によるリモートスイッチング、モニタリング、シャットダウンなどもサポートした。  トラフィックポリシーもサポートし、CPUのオーバーロードを引き起こす攻撃シナリオの緩和を支援するという。

 DENT 2.0はプロジェクトのWebサイトより入手できる。

DENT
https://dent.dev