PowerPC向けの「AlmaLinux OS 8.5」が安定扱いに
AlmaLinux OS Foundationは2月25日(米国時間)、PowerPC向けの「AlmaLinux OS 8.5」の正式リリースを発表した。
AlmaLinuxはCentOSの代替を目指すプロジェクト。Red Hat(米IBM傘下)によるCentOS Linuxの開発方針の変更を受け、米CloudLinuxが立ち上げた。母体となるAlmaLinux OS Foundationは2021年3月に設立され、プラチナメンバーの米Codenotaryをはじめ、Amazon Web Services(AWS)、Microsoft Azureなどがメンバーに名を連ねる。
AlmaLinux OS 8.5はRed Hatの「Red Hat Enterprise Linux(RHEL)8.5」と互換性のあるディストリビューション。2021年11月に公開しており、これまでx86_64、ARMには対応ずみ。今回、PowerPC(ppc64le)とIBM Power Systemsに対応、バイナリ、ソースRPM、コンテナイメージ、クラウドイメージを公開した。
AlmaLinux開発チームは、PowerPCサポートが正式版となったことで、RHELとCentOSとの均等に近づいたとしている。
Alma Linux
https://almalinux.org/