オープンソースのストリーミング配信ソフト「OBS Studio 27.2」が公開
オープンソースのライブストリーミングとスクリーン録画ソフトウェア「OBS Studio」開発チームは2月14日、最新版となる「OBS Studio 27.2.0」を公開した。
OBS Studioは動画コンテンツのキャプチャ、エンコード、録画、ストリーミングができるオープンソースのソフトウェア。OBSはOpen Broadcaster Softwareの頭文字をとったもので、高性能、多様な機能、プラグインによるカスタマイズなどの特徴を備える。ソフトウェアはLinux、macOS、Windowsに対応し、GPL v2の下で公開されている。The OBS ProjectはYou Tube(Google)、Facebook(米Meta)、米Twitch、米Logitechの4社がプレミアスポンサーとして出資している。 OBS Studio 27.2.0は、2021年6月に公開されたバージョン27系の最新版。
AJA Videoデバイスのサポートが加わり、ツールメニューにAJAアウトプットが加わった。SVT-AV1、libaom-av1エンコーダーを使ったAV1エンコードのサポートを実験導入した。現時点ではローカルの録画のみでしか利用できず、多数のコアをもつCPUで使うことを推奨している。
CEF(Chromium)統合は、75(3770)から95(4638)と新しくなった。Chrome 75をターゲットとすることを推奨している。RISTプロトコルのサポートも加わった。 ソースに異なるブレンドモードを設定できるようになった。ホットキー関連でも、フィルター検索の追加などの強化が加わった。 一般設定で、OBSを表示せずに画面のキャプチャができる設定が可能となった(Windows版)。 Linux向けでは、これまでのRPA経由に加え、Flatpak経由でOBS Studioを入手できるようになった。 このほかにも多数の細かな強化が加わっている。
OBS Studio
https://obsproject.com