「ONLYOFFICE Docs 7.0」が公開、コード開示をプロフェッショナル機能にも拡大

 オープンソースのオフィススイートONLYOFFICE開発チームは1月18日、最新のメジャーリリースとなる「ONLYOFFICE Docs 7.0」を公開した。記入フォーム、パスワード保護などの機能が加わった。

 ONLYOFFICEはラトビアのAscensio Systemが開発する無償のソフトウェアスイート。日本語は未対応。「DOCUMENTS」「SPREADSHEETS」「PRESENTATIONS」「FORMS」などで構成され、オンラインドキュメント編集機能を備える。ファイルフォーマットはOOXMLで、ODTなど多数のフォーマットもサポートする。ライセンスはAGPL-3.0。デスクトップはLinux、macOS、Windowsに対応、モバイル版(iOS、Android)もフリーウェアとして提供する。

 最新版では、オンラインで記入フォームを作成できるようになった。スクラッチから作成することもできるが、既存のDOCXドキュメントから作成することもできる。作成したフォームはPDFまたはOFORM形式で保存でき、オンラインで共有できる。契約、レポートなどの電子ドキュメントワークフローの自動化を支援するとしている。  スプレッドシートで作成したシートやワークブックをパスワードで保護できるようになった。  クエリテーブル機能をサポートした。スプレッドシートにある1つ以上のテーブルからデータを組み合わせることができ、クエリテーブルでスプレッドシートを開いたり、保存できる。

 ドキュメントでは、リンクをハイパーリングに自動置換する機能など新しい編集機能が加わった。テキストエディタのダークモード、スプレッドシートのバージョン履歴なども新機能として加わっている。  最新版より、これまで有償ベースだったドキュメント比較、コンテンツ制御などの編集機能についてもソースコードを開示した。

ONLYOFFICE
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