「CentOS 9 Stream」が公開、プロジェクトは安定性を強調

 The CentOS Projectは12月3日、Red Hat Enterprise Linux(RHEL)のアップストリームの最新スナップショットとなる「CentOS 9 Stream」の公開を発表した。

 

CentOS StreamはCentOS Linuxのようなダウンストリームではなくアップストリームであり、ローリングリリースの形式をとる。FedoraとRHELの中間的な位置付けとなる。CentOS Projectは2020年12月に「CentOS Linux 8」のサポートを2021年末に終了することを発表、同時に今後はCentOS Streamに注力する方針を発表していた。CentOS Stream 9は、RHEL 9(現在ベータ版)と同じくFedora 34が土台。

 

アップストリームでは安定性が危惧されるが、開発チームはRHELと同じような安定性を目指している。そのため、CentOS Streamにパッケージが正式導入される前に、RHELへの導入に対する厳格な基準を満たすため多くのテストを経ていると記している。また、Streamのアップデートはリリースされていないマイナー版のRHELと同じとも主張している。

 CentOS Stream 9は、x86_64、ARM64、PowerPC64をサポート、プロジェクトのWebサイトより入手できる。

CentOS Project
https://www.centos.org