「Kodi "Matrix" 19.3」が公開

 オープンソースのメディアプレイヤー「Kodi」開発チームは10月25日、最新版となる「Kodi “Matrix” 19.3」の公開を発表した。

 Kodiは、Microsoft Xboxのメディアプレイヤーとして開発された(当時の名称は「XBMC」)経緯をもつオープンソースのメディアプレイヤー。ライセンスはGPL。音楽や動画の再生、写真のスライドショーなどが可能で、PVRアドオンを利用してTV番組の視聴や録画も可能。Windows、macOS、Linux、iOS、tvOS、Android、Raspberry Piなどで動かすことができる。

 Kodi 19.3は、2月に公開された19系の最新のポイントリリース。10月8日にバージョン19.2を公開してまもないが、Xboxリリースや無視できない他の問題もあるため、プラットフォーム固有のポイントリリースではなく19.3をリリースすることにしたという。新機能はなく、既存機能の強化や不具合の修正が中心となる。Xbox関連では、4k/HEVC再生のためにプラットフォーム側で必要となる要件が残っているものの、Windows Storeに提出できるとしている。

 TrueHDパススルーをサポートする全てのプラットフォームで以前から継続していたAtmosオーディオの問題を修正した。バージョン19.2でのAirplayのバグも修正した。

 Linuxアプリストアでは、メタデータの表示を改善した。このほかにも、細かな不具合の修正や機能強化が加わっている。Kodi 19.3はプロジェクトのWebサイトより入手できる。

Kodi
https://kodi.tv