CentOSのプロジェクトリーダーが退任

 CentOS Projectは10月19日、プロジェクトのチェアを務める”KB”ことKaranbir Singh氏が取締役会から退任したことを発表した。

 Singh氏は2004年よりCentOS Projectに関わり、以来プロジェクトリードとしてプロジェクトを率いた。CentOS Infrastructureのリード、CentOS-5 & 6の リード開発者などを歴任してきた。Red Hat(米IBM傘下)ではDistinguished Engineerに任命されている。

 Singh氏は前回の取締役会ミーティングで退任を伝え、意向が受理されたという。プロジェクトはSingh氏の後任探しのプロセスに入る。

 Singh氏は自身のブログにて、「CentOS Projectは新しい方向に向かっており、それができる人が担当することを嬉しく思う」「プロジェクトは新しいイニシアティブをとり、新しい方向性に進むにあたって、プロジェクトに参加するたくさんの人、そして方向性を変更すると決めた人にも、継続して価値がありますように」と記している。

 CentOS Projectは2020年末に「CentOS Linux 8」のサポートを2021年に終了すると発表、コミュニティの不安の受け皿として、AlmaLinux OS、Rocky Linuxなどのプロジェクトが立ち上がっている。

CentOS Project
https://www.centos.org