「Kodi "Matrix" 19.2」が公開

 オープンソースのメディアプレイヤー「Kodi」の開発チームは10月8日、最新版となる「Kodi “Matrix” 19.2」を公開した。バグの修正が中心となる。  Kodiは音楽や動画の再生、写真のスライドショーなどができるオープンソースのメディアプレイヤー。Windows、macOS、Linux、iOS、Android、Raspberry Piなどで動かすことができ、PVRアドオンを利用してTV番組の視聴や録画も可能。Microsoft Xboxのメディアプレイヤーとして開発された(当時の名称は「XBMC」)経緯をもち、現在Kodi Foundationが開発母体となる。

 

Kodi “Matrix” 19.2は、2月に公開したKodi “Matrix” 19系の最新のポイントリリースとなる。  機能強化や不具合の修正が中心で、新機能はない。

 

 PVRでは、お気に入りから無効なPVRチャネルにアクセスするとクラッシュする不具合、不足しているチャネルアイコンやタイマーの種類を検索時に起動するとクラッシュする不具合など、多数のバグを修正した。  Windows固有の修正として、一部システムでリフレッシュレートマッチの表示が有効時にオーディオパススルーが機能しない不具合などに対応した。Windows 10でHDRディスプレイを検出時にデフォルトで使われる10ビットスワップチェーンを改善した。  Android、Xboxなどでも固有の強化や修正が加わっている。

 

 Kodi “Matrix” 19.2はプロジェクトのWebサイトより入手できる。

Kodi Foundation
https://kodi.tv