「HandBrake 1.4.2」が公開

 オープンソースの動画トランスコーダーHandBrakeの開発チームは10月5日、最新版となる「HandBrake 1.4.2」を公開した。

 HandBrakeはオープンソースとして公開されている動画フォーマット変換ツールで、Linux、macOS、Windowsで使用できる。コピー保護を含まないマルチメディアファイル、DVD、BluRayなどほぼ全てのフォーマットを対象とし、ファイルコンテナはMP4(.M4V)、.MKV、動画エンコーダーはH.265、H.264、H.265 MPEG-4及びMPEG-2、VP8、VP9、Theoraなどに出力できる。

 7月に公開したバージョン1.4系の最新のポイントリリース。色深度処理に関連した修正、muxing時に不正確な色情報が入る不具合も修正した。 ハードウェアエンコードでは、HDR10コンテンツをQuickSyncでデコード時に、破損された動画が出力される不具合を修正した。macOS向け、Windows向けでは、固有の不具合の修正、機能強化が加わった。例えばWindowsではプリセットメニューに「新しいプリセットを保存する(Save New Preset)」が加わり、ツールバーのプリセットドロップダウンを使って簡単に探せるようになった。

 HandBrake 1.4.2はプロジェクトのWebサイト経由で入手できる。

HandBrake
https://handbrake.fr