「Docker Desktop 4.1」が公開、ボリューム管理が全ユーザー向け機能に

 米Dockerは9月30日、最新の「Docker Desktop 4.1」を発表した。8月末にサブスクリプション体系を変更後、初のリリースとなり、ボリューム管理機能が全ユーザー向けに提供され、アップデートの仕組みも強化した。

 Docker DesktopはデスクトップでDocker環境を利用できるもので、個人向けで無料の「Docker Personal」、有料の「Docker Pro」「Docker Team」「Docker Business」の4エディションがある。

 Docker Desktop 4.1では、Volume Managementが全てのサブスクリプションで利用できるようになった。Volume Managementはボリュームを管理して使用状況を把握したり、どのデータがどのコンテナを利用しているのかを管理できるもので、これまでは一部のサブスクリプション向けだった。  アップデートプロセスを強化し、新しいアップデートがあれば設定より通知を受けられるようになった。ダッシュボードに新しいアップデートの詳細情報も表示する。有償のサブスクリプションの場合、「アップデートを自動でチェックする」のチェックを外せば、全ユーザーに対してアップデートの通知がいかなくなり、同一のバージョンを維持するのを支援できるとしている。

 最新のDocker Compose v2をサポートした。docker composeコマンドを走らせることで利用できる。  また、自己診断ツールを正式に導入した。よくある問題の診断を行うもので、可能な限り修正の手順も示す。自己診断ツールはバージョン3.6で初期導入しており、ユーザーのフィードバックを見て改善し、最新版で正式導入となった。

Docker Desktop
https://www.docker.com/products/docker-desktop