TUIツール「Notcurses 2.4」公開、WindowsとmacOSもサポート
複雑なテキストユーザーインターフェイス(TUI)を構築できる「Notcurses」開発チームは9月6日、最新安定版となる「Notcurses 2.4 “hearts alive”」を公開した。
Notcursesは、モダンなターミナルエミュレーター上で複雑なテキストユーザーインターフェイス(TUI)。Cで作成されており、色、マルチメディア、スレッド、Unicodeをサポートとする。「ncurses」に着想を受けているが、ncursesのリプレースでもX/Open Curses実装との互換もない。
Linuxに加えて、Windows、macOSをサポートした。HomebrewとMacPortsに含まれている。GPM(General Purpose Mouse )を経由したLinuxコンソールマウスイベントもサポートした。Linuxフレームバッファコンソール上でビットマップグラフィックを使用できるようになった。kittyキーボードプロトコルのサポートも加わった。性能も強化し、スクロールのサポートが改善したほか、同期アップデートもサポートした。
CLIモードとして、フル画面のTUIではなくCLIライクなアプリケーションをサポートした。Direct Modeの置き換えと位置付けており、Direct Modeはメンテナンスモードに入る。このほか、多数の細かな機能強化が加わっている。
Notcurses
https://nick-black.com/dankwiki/index.php/Notcurses