CentOS代替目指すAlmaLinux OSがAzure Marketplaceに登場
AlmaLinux OS Foundationは8月18日、Linuxディストリビューション「AlmaLinux OS」を米Microsoftの「Azure Marketplace」で無償公開したことを発表した。
AlmaLinux OSは、Red Hat(米IBM傘下)のCentOS Projectの方針変更によりCentOS Linux 8が2021年末でサポート打ち切りとなることを受け、米CloudLinuxが立ち上げたプロジェクト。CentOSと位置付け、Red Hat Enterprise Linux(RHEL)との1:1バイナリ互換をの代替を目指す。3月末にGAとなった。
Azure Marketplaceで、Gen1とGen2向けの最新版のAlmaLinux 8.4のイメージを無償公開した(Azureサービスの使用に対する料金は発生する)。Azureポータル、Azureコマンドラインツールを使って実装できる。
これに加え、Microsoft Azureのスポンサーシップにより、Azureリージョン内でミラーネットワークを構築することも発表した。アップデートや新しいソフトウェアのインストールは自動的にローカルのAzureミラーより行われることから、優れたユーザー体験を提供するとしている。
3大クラウドのうち、すでにAmazon Web Services(AWS)、Google Cloudはサポート済み。AWSはAlmaLinux OS Foundationのスポンサーに名を連ねている。
AlmaLinux OS Foundation
https://almalinux.org/