Linux向けサウンドサーバー「PulseAudio 15」が公開

 Linux向けサウンドサーバーPulseAudio開発チームは7月27日、最新のメジャーリリースとなる「PulseAudio 15.0」を公開した。Bluetooth関連の強化が多数加わっている。

 PulseAudioはLinuxなどPOSIX OS向けのサウンドサーバーシステム。サウンドアプリケーションのプロキシとして動作し、音声のミキシング、出力デバイスの管理、フォーマットの変更、音声の別のマシンへの転送などの処理を行う。Fedoraで採用されていたが、4月公開のバージョン34でPipeWireに変更している。コミュニティによりSolaris、FreeBSD、NetBSD、Mac OS X、Windows 2000/XPにもポーティングされている。ライセンスはLGPL。 PulseAudio 15は、2020年11月に公開されたバージョン14に続くメジャーリリースとなる。

 このほか、SteelSeries Arctis 9、HP Thunderbolt Dock 120W G2、OnePlus Type-C Bulletsなどのハードウェアを新たにサポートした。また、FreeBSDのサポート強化、WIndowsでのMaesonビルドシステムのサポートなども加わっている。PulseAudio 15はプロジェクトのWebサイトより入手できる。

PulseAudio
https://www.freedesktop.org/wiki/Software/PulseAudio/