「HandBrake 1.4.0」が公開、Appleシリコンをサポート

 オープンソースの動画トランスコーダーHandBrakeの開発チームは7月18日、最新版となる「HandBrake 1.4.0」公開を発表した。

 HandBrakeは動画フォーマットの変換ツール。ファイルコンテナは.MP4、.MKVを、動画エンコーダーはH.265、H.264、H.265 MPEG-4及びMPEG-2、VP8、VP9、Theoraなどをサポート、ほぼ全てのフォーマットからの変換が可能としている。Linux、macOS、Windowsに対応する。HandBrake 1.4.0は、2019年に公開されたバージョン1.3に続く最新版。

 HandBrakeエンジンを強化し、HDR10メタデータパススルーなどネイティブの10/12ビットエンコードをサポートした。Apple Siliconを搭載したデバイスのサポートが加わった。また、Qualcomm ARM 64/Windowsデバイスもサポートした。現時点ではHandBrake CLIのみだが、今後Windows UIも利用できるようになるという。Intel QuickSync、AMD VCN、Qualcomm ARMデバイス向けのハードウェアエンコード機能も強化した。

 このほか、サブタイトルの処理、UI/UXの強化なども加わっている。

HandBrake
http://handbrake.fr/