Emacsで動くGitインターフェイス「Magit 3.0」が公開

 Emacsで動くGitインターフェイス「Magit」開発チームは5月25日、最新のメジャーリリースとなる「Magit 3.0」を公開した。

 MagitはGitのテキストベースのユーザーインターフェイス。GitコマンドラインインターフェイスとGUIのギャップを埋めるもので、バージョン管理の作業を行うことができるMagit 3.0は、2015年に初版が公開されたバージョン2系に続く、最新のメジャーリリースとなる。2年半前の2系の最新版リリース以来、1264件のコミットがあったという。

 引数の選択、接尾コマンドの呼び出しのためのメニューで、Magit-Popupに代わり、新しい抽出手法であるTransientパッケージを使って再実装した。Magit-Sectionが独立したパッケージとして配布されるようになった。関連ないパッケージがこれを利用してバッファを実装できるという。GithubやGitlabなどのGitフォージで作業できるForgeパッケージを強化し、magit-branch-pull-request、magit-checkout-pull-request、magit-worktree-checkout-pull-requesなどのコマンドを削除した。

 このほかにも多数の機能強化が加わっている。Git v2.0/v2.1のサポートが削除され、Gitはバージョン2.2以降サポートとなった。MagitはプロジェクトのWebサイトより入手できる。

Magit
https://magit.vc