「WordPress 5.7」が公開

 WordPressは3月9日、オープンソースコンテンツ管理システムの最新版となる「WordPress 5.7 “Esperanza”」公開を発表した。

 WordPress 5.7は、2020年12月に公開されたバージョン5.6に続く最新版。2021年初のリリースとなり、コード名のEsperanzaはジャズベーシスト奏者・ボーカリストのEsperanza Spalding氏から名付けた。

 エディタを強化し、リストとコードの両ブロック内でフォントサイズの調整ができるようになった。再利用可能なブロックの安定性を強化し、使い勝手も改善した。更新ボタンを押すと、投稿とともに自動で保存されるようになった。カバーブロックなどのブロックをウィンドウ全体に表示できるようになったり、アイコンのサイズを変更するなど、これまでならプログラミング知識が必要だった作業をカスタムコードなしにできるようになった。ボタンブロックでも、水平または垂直方向のレイアウトを選択したり、ボタンの幅を事前に設定できるようになった。デフォルトのカラーパレットが新しくなり、白と黒に対してWCAG 2.0AAで推奨されているコントラスト比を満たす7色と56の色調範囲に簡素化した。

 HTTPからHTTPSへの変換が1クリックでできるようになった。また、iFramesの遅延読み込みもサポートした。jQueryは3.5.1にアップデートした。

 このほか、新しいRobots APIを導入、robotsメタデータタグにフィルターディレクティブを挿入できるようになった。これらに加えて、細かな強化やバグの修正が加わっている。

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