「NumPy 1.19.5」が公開

　Pythonの数学的処理のための拡張モジュール「NumPy」開発チームは1月日、最新版となる「NumPy 1.19.5」を公開した。1.19系では最後のリリースとなり、OpenBLASのアップデートなどが行われている。

　NumPyはPythonで多次元配列や数学的処理を実行するためのパッケージ。多次元配列ではベクトル化やインデックス化、数値計算では乱数発生や線型代数ルーチンなどの機能があり、C/C++とFortranコード統合のためのツールなどを備える。ライセンスはBSDライセンス。

　NumPy 1.19.5は2020年9月に公開されたバージョン1.19系の最新安定版。1.19よりPythonのサポートはPython 3のみとなっており、1.19.5ではPythonのサポートは3.6〜3.9となっている。

　行列演算ライブラリBLASのオープンな実装であるOpenBLASがバージョン0.3.13にアップグレードされた。この他、array_tofileにおけるファイル処理のリークなど、細かなバグの修正が加わっている。

NumPy
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