米ベンチャー、パフォーマンステストのオープンソースプロジェクトを立ち上げ

 米StormForgeは12月15日、パフォーマンステストのオープンソースプロジェクト「VHS」(仮称)を発表した。HTTPトラフィックのレコードと再生を行うもので、any-to-anyフレームワークによる現実にあった性能テストの実現を図る。

 StormForgeは運用環境のKubernetesアプリケーションテスト技術のベンダー。2019年創業のスタートアップCarbon Relayが、負荷テストのドイツStormForgeを買収し、社名と事業戦略を変更した。これにより、クラウドネイティブアプリケーション性能テストと最適化をメインのフォーカスとしている。

 同社が発表したオープンソースプロジェクトは、自社の性能テストと最適化ポートフォリオが関連したニーズを埋めるべく、社内プロジェクトとして開発を進めてきたもの。ライブトラフィックのレコードと再生を行うことから「VHS」という仮称をつけている。名称は2021年第1四半期中に決定するとしている。

 プラグインを利用したany-to-anyコンセプトをもち、ライブの運用環境の使用と連携した負荷生成を行うため、現実に即した性能テストができるとしている。

 正式名称を含め開発の方向性はコミュニティ主導で進める。メーリングリストなどへの参加を呼びかけている。

米StormForge
https://www.stormforge.io
「VHS」(仮称)
https://github.com/rename-this/vhs