オープンソースのメディアプレイヤー「Kodi "Leia" 18.9」が公開

 オープンソースのメディアプレイヤー「Kodi」開発チームは10月24日、最新版となる「Kodi “Leia” 18.9」公開を発表した。”Leia”として親しまれてきた18系最後のリリースとなり、Cloudflareの変更への対応が主な特徴となる。

 Kodiはオープンソースのメディアプレイヤー。音楽、動画、写真の再生や管理ができ、PVRアドオンを利用してTV番組を録音したり、インターネットラジオのストリーミングなどもできる。旧名称はXBMCで、Microsoft Xboxのメディアプレイヤーとして開発され、その後エンターテイメントハブへと機能を拡張した。2014年より「Kodi」として開発・公開されている。Windows、macOS、Linux、iOS、Android、Raspberry Piなどで動かすことができる。

 Kodi “Leia” 18.9は、7月に公開されたバージョン18.8に続く最新版。18系は2019年1月に初版が公開されている。本来なら18.8が18系最後となる予定だったが、Cloudflareの技術変更によりCloudflareを使っているサイトのHTTPアクセスに問題が生じたことを受けて、修正を加えたものを公開した。Scrapersやストリーミングアドオンなどからのアクセス障害が改善されている。「次期19”Matrix”のリリースは近いが、その間この問題に対応しないわけにはいかなかった」と記している。

 合わせて、スキンで使われるイメージを1つのファイルにまとめるためのツールTexturePackerにおけるメモリリークの不具合、イベントサーバーの不具合、ディレクトリナビゲーションに関する不具合なども修正した。MediaCodec OES/EGLレンダリングも強化されている。

Kodi
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