「PuTTY 0.74」が公開
TelnetクライアントPuTTYの最新版「PuTTY 0.74」が6月27日に公開された。各ミラーサイトより入手できる。
PuTTYはSimon Tatham氏が開発するWindows向けのフリーのSSHとtelnetクライアントで、xtermターミナルエミュレーターも備える。SSH、TelnetのほかRlogin、SUPDUPプロトコルも使用できる。ライセンスはMIT License。
PuTTY 0.74は2019年9月に公開したバージョン0.73に続く最新版。バグの修正とセキュリティ修正が中心となる。
PuTTYはデフォルトでSSHホスト鍵のアルゴリズムの優先順位を調整するが、ポリシーを変更できる設定オプションが加わった。ネットワーク上のリスナーに既知のホスト鍵かどうかの情報がリークする可能性があり、この情報を隠すことができるという。
セキュリティ修正としては、Windowsで他のアプリケーションがPuTTYのローカルポートフォワーディングと同じTCPポートをバインドできる問題などを修正した。
またSSHサーバーが公開鍵を受け入れて署名を拒否した場合、PuTTYが解放済みメモリにアクセスできる問題も修正した。