WebベースのRSSリーダー「Feedbin」がオープンソース化される
WebベースのRSSリーダーを提供する有料サービス「Feedbin」の開発者は8月27日、Feedbinをオープンソース化して公開することを発表した。GitHubのプロジェクトページにてコードを入手できる。「Google Reader」のようにサービスが終了する事態を回避するため、と説明している。
FeedbinはRubyおよびRuby on Rails 4.0を使って実装されているWebベースのRSSリーダーで、月額3ドルの有料サービスとして提供されている。高速さやシンプルさを特徴とし、フィード名の変更、共有、タグ付けといった基本的な機能だけでなく、Webページなどのコンテンツを読みやすくするモバイル向け機能「Readability」も提供する。Reeder、Pressなどの対応モバイルアプリも開発されており、米GoogleがGoogle Readerを打ち切ったことで代替として注目を集めている。
Feedbinは月額3ドルの有料サービスだが、開発者のBen Ubois氏は、「これまで無料(フリー)と戦うにはどうしたらよいのかを考えてきたが、言葉の意味を変えて自由(フリーダム)としてのフリーソフトウェア化が答えになると信じている」とオープンソース化に至った背景を説明している。理由としては、開発にあたって支援が必要なこと、透明性を重視すること、Google Readerのようにサービスの打ち切りとなる事態を回避するため、などと説明している。
ライセンスはMIT Licenseで、LinuxもしくはMac OS Xで動作する。利用にはRuby 2.0以上、Postgre 9.2.4以上、Redis 2.6.13以上が必要。Ubois氏はRailsベースのFeedbinだけでなく、Feedbinと組み合わせて利用する「refresher」やファビコン取得のためのAPIである「polyptych」、画像プロキシ「camo」なども公開している。
Feedbin
https://feedbin.me/
Freebinプロジェクト
https://github.com/feedbin/feedbin