「PacketFence 3.5」リリース、新たにWebベースの設定インターフェイスを追加
PacketFence開発チームは8月1日、オープンソースのネットワークアクセス制御システム「PacketFence 3.5」 をリリースした。Webベースの設定機能が新たに追加され、より容易にインストールや設定を行える。
PacketFenceはオープンソースのネットワークアクセス制御(NAC)ソリューション。、デバイスの登録や修復のためのキャプティブポータル、有線と無線ネットワークの一元管理、802.1Xサポート、問題のあるデバイスの隔離、不正侵入検知システムSnort IDSと脆弱性スキャンNessusの統合などを特徴とする。プロジェクトはカナダInverseの支援を受けている。
メジャーリリースとなる3.5では、新たにWebベースの設定ツールが導入された。新規にPacketFenceをインストールする際の設定プロセスを簡素化するという。ユーザーが利用するSSIDに応じてカスタマイズしたキャプティブポータルを表示できるポータルプロファイル機能も加わった。
また、異常なネットワーク活動を検出時の対応策として、複数の侵害に対して閉鎖するよう設定できるようになった。オープンソースの侵入検知システム「Suricata IDS」のサポートも加わっている。既存機能の強化や調整、バグの修正も行われた。
ハードウェア側では、「Cisco Catalyst 3560G」と「Netgear GS110」、それに「Cisco Aironet」のWDSモードに対応した。
PacketFence 3.5はプロジェクトのWebサイトよりダウンロードできる。
PacketFence
http://www.packetfence.org/