米Red Hat、Facebookが創設した高効率データセンターインフラ開発プロジェクト「Open Compute Project」に参加

 米Red Hatは10月27日(米国時間)、米Facebookが立ち上げたオープンなデータセンターインフラ仕様策定プロジェクト「Open Compute Project(OCP)」に参加することを発表した。OCP仕様に基づくサーバーをRed Hat Enterprise Linux対応環境として認定するという。

 OCPはFacebookが4月に立ち上げたプロジェクト。低コストで高効率なコンピューティングインフラを作ることを目的とするもので、使用するマザーボードや電源、冷却システム、ラックなどの情報を共有しながらオープンソース方式で各種仕様を開発する。

 Red Hatは今回、OCPの仕様をベースとしたサーバー2種類で「Red Hat Enterprise Linux(RHEL)」の動作認定を行う。その後、仮想化技術「Red Hat Enterprise Virtualization」についても検証も進める予定だ。また、今後は先にRed Hatが買収を発表した分散ストレージ技術「Gluster」など認定技術を拡大していきたい、としている。

 OCPはこの日、米国で初のイベントを開催し、非営利組織として正式にスタートすることを発表している。Red Hatのほかにも米Intelや米Dell、中国Huawei Technologies、米RackSpace、米Mozilla、NTTデータなどが参加を表明している。

米Red Hat
http://www.redhat.com/

Open Compute Initiative
http://www.opencompute.org/