SRA、「Qt」向け日本語入力モジュールとソフトウェアキーボードを発売
SRA(本社:東京都豊島区)は、GUIライブラリ「Qt」向けの日本語入力モジュール「Qinput」とソフトウェアキーボード「Qtouch」を2008年6月16日発売した。家電製品や産業機器、PDAなど、タッチパネルを搭載した組み込み機器の利用を想定している。
Qinputは、オムロンの「wnn」をベースにQt上で動作するようにしたモジュールで、効率的な日本語入力が可能。
Qtouchは、Qinputと連携して組み込み機器上での文字入力インタフェースを容易に構築できる。また、XMLで記述した設定/定義ファイルで、ローマ字かな変換ルールや日本語入力時の各種機能設定、ソフトウェアキーボードのレイアウトなどを定義できる。
両製品ともソースコードで提供(wnn本体部分を除く)。Qtと同じ開発者ライセンスを採用し、価格は、Qinputが1開発者ライセンス50万円から、Qtouchが同60万円から(別途保守費用が必要)。また、Qinputは製品出荷台数に応じたランタイムライセンスが必要。
関連ライセンスやシステム開発を含めて初年度3億円の売り上げを目指す。【鴨沢 浅葱/Infostand】