PCA、業界初となる基幹業務ソフトのSaaS型サービス5メニュー

 ピー・シー・エー(PCA、水谷学社長)は、中堅・中小企業向け基幹業務ソフト「PCA会計シリーズ」のSaaS型サービス「PCA for SaaS」5種類を5月30日に発売する。発売後2-3年間で1万ユーザーの利用を目指す。

 「PCA for SaaS」は、基幹業務ソフト業界で初めて、「財務会計」「給与計算」「販売管理」「仕入・在庫管理」「財団・社団法人向け公益法人会計」の5種類の業務アプリケーションをSaaS化してインターネット経由で提供するサービス。インターネットに接続したPCに専用ソフトをインストールするだけで、業務ソフトのネットワーク運用が可能になる。

 自社でのサーバー導入、運用管理が不要なほか、営業所・店舗の新設時や繁忙期など必要に応じて、ライセンスを追加できるため無駄な投資を抑制できる。システムの管理・運用はPCAが手がけ、ハードの二重化やセキュリティ対策など施し、業務停止の可能性を最小限に抑えながら、従来のパッケージソフトと同等の操作性や機能、処理速度を保っているという。

 販売は、従来の販売パートナーを経由する代理店販売を踏襲するだけでなく、新たなパートナー向けプログラムとして「PSCP(PCA SaaS Contact Partner)プログラム」を立ち上げる。参加パートナーには、エンドユーザー企業から徴収するサービス利用料の一部をインセンティブとして提供するなどして、「PCA for SaaS」の販売促進を図っていく。

 価格は「PCA会計9 for SaaS」「同給与9 for SaaS」「同商魂9 for SaaS」「同商管9 for SaaS」が75万6000円。「同公益法人会計V.9 for SaaS」が97万6500円で、「同 for SaaS スターターキット」が10万5000円、「同 for SaaS 追加・変更キット」が10万5000円。

 月額利用料金(参考価格)は、契約タイプ「Type6」(最大6ユーザー/2GBまで)の基本ライセンス(3ユーザーライセンス付)が2万5200円、追加ライセンス(1ユーザー単位)が8400円。「Type12」(最大12ユーザー/4GBまで)の基本ライセンス(6ユーザーライセンス付)が4万7250円、追加ライセンス(1ユーザー単位)が7875円。「Type24」(最大24ユーザー/8GBまで)の基本ライセンス(12ユーザーライセンス付)が8万8200円、追加ライセンス(1ユーザー単位)が7350円。

ピー・シー・エー=http://www.pca.co.jp/

提供:BCN