日立ソフト、Javaコード診断ツール最新版 差分診断機能を追加

 日立ソフトウェアエンジニアリング(日立ソフト)は2008年4月15日、集中型Javaコード診断ツールの最新版「anyWarp CodeDirector V5.1」を発表した。母体ソースコードと修正後ソースコードの差分箇所の診断機能を追加し、より効率的な確認作業ができるという。

 Java開発でのコーディングルール違反を組織的に診断するツールで、開発者固有の癖やムラを、プロジェクトで定めた標準化規約(ルール)に従って修正。ソースコードの均質性を高めて保守性や生産性を維持できるという。統合開発環境「Eclipse」や、ソースコード管理ツール「CVS」「Visual SourceSafe」「Subversion」との連携機能を備え、開発者に負担をかけずにソースコードの品質を改善する。

 新バージョンのV5.1では、「母体差分インスペクション機能」によって、ソースコードの修正部分のみを抜き出して開発者にフィードバックでき、チェックが効率化するという。また、最新Webブラウザ「Internet Explorer 7」での閲覧に対応した。

 ライセンス価格(税別)は10ユーザー版100万円、サイトライセンス版3000万円など。4月16日から出荷開始し、年間500ユーザーライセンスの販売を目指す。【鴨沢 浅葱/Infostand】

日立ソフト
http://hitachisoft.jp/