サイボウズ、Linux対応したSFA製品最新版

 サイボウズは2008年3月10日、SFA(セールス・フォース・オートメーション)製品の最新バージョン「サイボウズ ドットセールス 1.1」の販売を開始した。モバイル対応やCSV入出力対応、グループウェア連携などの機能強化、Linux対応などを加え、大規模顧客の獲得を目指す。価格は30ユーザー105万円から。

 SFAは、企業向けの営業支援システムで、営業のコンタクト履歴や商談の進ちょく状況、営業スケジュール、顧客情報などを蓄積し、案件成立の見込みを営業部内で共有可能にする。サイボウズ ドットセールスは、グループウェアと緊密に連携でき、誰でも簡単に使えるのが特徴という。

 1.1では、導入した企業顧客の要望をもとに機能強化を図った。携帯端末から利用できる画面を用意し、外出先から内容の閲覧、書き込みなどが可能。また、携帯端末用画面からビジネスポータル「cybozu.net」との連携も可能で、ビジネス関連ニュースや地図・路線情報などをチェックできる。

 このほか、顧客や会社、事業所などの情報をCSVデータで入出力可能になった。また、同社のグループウェア「サイボウズ ガルーン 2」との連携機能を搭載し、ドットセールスの新着情報をガルーン上で通知できる。

 動作環境は、Windows Server 2003とIIS 6.0の従来の組み合わせに加え、Red Hat Enterprise Linux 5.0とApache 2.2xの組み合わせに対応した。メール通知機能を利用する場合は別途メールサーバが必要。【鴨沢 浅葱/Infostand】

サイボウズ
http://cybozu.co.jp/