米Ask:検索サービスの使用履歴消去機能を提供開始

 米Ask.comは12月11日(米国時間)、同社の検索サービスに、使用履歴などのデータをユーザーが自分で消去できる機能「AskEraser」を追加した。プライバシー保護の強化を図る機能で、7月に導入を予告していた。まず米国と英国向けのサイトで開始。来年には世界各国へ拡大する予定。

 同社の検索サービスでは、ユーザーが行った検索データを取得・蓄積して、検索精度の向上に利用している。新たに追加されたAskイレーザー機能を有効(オン)にすると、その時点以降の検索データがサーバーに保存されなくなる。消去対象のデータは、IPアドレス、ユーザーID、検索の際に入力した文字列など。

 同機能は、ウェブ検索のほか、画像、ニュース、ブログ、動画、地図・道順案内・地域情報など、Askが提供するカテゴリー別のすべての検索サービスに適用される。設定状況は画面右上に「オン/オフ」で表示され、切り替えもワンクリックでできる。【高森 郁哉/Infostand】

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