インテル、高速・低電力のサーバーやハイエンドPC向け新型CPU16製品

 インテル(吉田和正/ロビー・スウィヌン共同社長)は11月13日、ハイエンド・デスクトップPC向け「Core 2 Extreme QX9650」と、サーバー/ワークステーション向けCPU「Xeon」の新型15機種の計16製品を発表した。

 「Core 2 Extreme QX9650」と「Xeon」は、CPUに集積されているトランジスタに、インテルが開発したハフニウム・ベースのHigh-k(高誘電率)材料とメタルゲートを初めて採用した。インテルの45nmプロセス技術による初めての製品でもあり、従来の65nmプロセス技術のチップと比べて面積が25%縮小し、約2倍のトランジスタを集積できる。性能を向上させるとともにエネルギー効率を抑え、環境に負荷を与える鉛の使用を排除している。
 「Core 2 Extreme QX9650」は、L2キャッシュの拡大やSSE4メディア命令セットによって機能を強化し、デスクトップPCの性能を高めた。価格は、1000個受注時で1個当たり11万7640円。

 「Xeon」はサーバー/ワークステーション向けで、12種類の新たなクアッドコアCPUは2GHzから最大3.2GHzの動作周波数を実現した。最高1600MHzのフロントサイド・バス(FSB)と12MBのキャッシュを搭載する。3種類の新しいデュアルコアCPUは最大3.4GHzの動作周波数、最高1600MHzのFSBと6MBのキャッシュを搭載。

インテル=http://www.intel.co.jp/

提供:BCN