ゼンド・ジャパン、PHPベースの企業向けCMS「eZ Publish」販売開始

 ゼンド・ジャパン(本社:東京都渋谷区)は2007年8月6日、PHPベースの企業向けCMS(コンテンツマネジメントシステム)「eZ Publish」日本語版の販売・サポートを開始した。無償ダウンロード提供するオープンソース版と、サポートやホスティング環境を含めて販売する商用版がある。

 eZ PublishはノルウェーのeZ Systemsが開発した企業向けCMS。主な機能として、コンテンツバージョン管理機能、WebDAVを利用したドラッグ&ドロップによるファイル管理機能、コンテンツ作成から承認公開までのワークフロー機能などを備える。

 オープンソース版はライセンスにGPLを採用し、自由にダウンロードして利用できる。ただし、サポートが一切付属せず、各ページ下に「Powered by eZ Publish」の表記が表示される。

 商用版は大きく「eZ Publish Now」と「eZ Publish Premium」の2種類。通常版のeZ Publish Nowは、バグやセキュリティホールなどの自動保守サービス「eZ Network」が付属。サポートやカスタマイズ範囲などが異なる5コースがある。料金は「スターター」の年額17万8000円から「プラチナ」の個別見積もりまで。

 大規模Webサイト向けのeZ Publish Premiumは、フルカスタマイズが可能で、特殊な機能が必要なWebサイトにも対応する。また、サポート体制も充実させている。料金は個別見積もり。

 動作環境はLinux、Windows 2000/XP、Solaris、HP-UX、FreeBSD、Mac OS Xなど。WebサーバはApache 1.3/2.x、スクリプト言語はPHP 4.4以降、データベースはMySQL 3.23以降、PostgreSQL 7.3以降。【鴨沢 浅葱/Infostand】

ゼンド・ジャパン
http://www.zend.co.jp/