インテル、最新クアッドコアCPUに対応するソフトウェア開発ツール4製品
マルチコアCPU向けに、信頼性の高いハイパフォーマンスなアプリケーションを短期間で作成できるように支援するツール。いずれも同社のクアッドコアCPU「Core2 Extreme QX6800」「Core 2 Quad Q6600」や、最新OS「Windows Vista」「Novell SUSE Linux Enterprise」「Red Hat Enterprise Linux」「Fedora Core」へのサポートを強化した。
「スレッド・チェッカー 3.1」は、マルチスレッド・アプリケーション専用のデバッガー。データレースやデッドロックなど、発見が困難なスレッド特有のエラーを正確に検出する。Windows版とLinux版を用意し、Windows版ではWindows Vista、Linux版ではRedHat EL 5など、新しい環境をサポートした。
「スレッド・プロファイラー 3.1」は、マルチスレッド・アプリケーション専用のチューニング・ツール。スレッドの状態を測定し、パフォーマンスの問題をわかりやすいグラフで表示する。Windows版のみ。
「スレッディング・ビルディング・ブロック 1.1」は、一般的なデータ構造やアルゴリズムなどの低レベルなスレッド化を提供するC++テンプレートを元にしたランタイム・ライブラリーで、Windows版、Linux版、Mac OS版を用意する。
「VTune パフォーマンス・アナライザー 9.0」は、システム全体を対象に、特定の関数、モジュール、命令までを収集・分析・表示して、ソフトウェアのパフォーマンス上のボトルネックを見つけ出す分析ツール。「スレッド・チェッカー 3.1」同様、Windows版とLinux版を用意し、それぞれ最新の環境に対応した。
国内ではエクセルソフト(渡辺光敏代表取締役)を通じて販売する。価格は、「スレッド・チェッカー 3.1」のWindows版が15万1725円、同Linux版(現在のコマンドライン用途のみ)が7万5915円、「スレッド・プロファイラー 3.1」が4万5570円、「スレッディング・ビルディング・ブロック 1.1」が各4万5360円、「VTune パフォーマンス・アナライザー 9.0」が各10万9725円。
インテル=http://www.intel.co.jp/
エクセルソフト=http://www.xlsoft.com/
提供:BCN