日本HP、HP-UX最新版「HP-UX 11i v3」の販売開始

 日本ヒューレット・パッカードは、HP-UXの最新バージョン「HP-UX 11i v3」の販売を2007年4月13日に開始する。カーネルを中心とした最適化によって、従来比で処理性能を平均30%向上。データベースからBI、ERP、Javaやwebサーバなどのアプリケーションまで幅広い業務処理への対応を強化した。

 処理性能向上のほか、拡張性や仮想化技術を強化。拡張性では、1台のOSで理論上1億ゼタバイト(ゼタは10の21乗)までを管理可能として、事実上無制限にした。また、仮想化では、ソフトウェアパーティション仮想化機能でOS間における動的なメモリ再配分を可能にして、リソース使用率を向上させた。

 このほか、OS稼働中のプロセッサやメモリ、I/Oカード交換に対応。データ暗号化による情報漏えい防止機能、Webベースのシステム管理ツールなどを備える。Itanium 2搭載の「HP Integrity」、PA-RISC搭載の「HP 9000」に対応する。価格は1CPU(コア)あたり16万9000円から。【鴨沢 浅葱/Infostand】

日本ヒューレット・パッカード
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