東芝、Linux対応の産業用サーバの販売開始

 東芝は、各種インフラシステムの監視制御や半導体製造など自動化装置の組み込み用途などに幅広く使われる産業用サーバの新製品「FS5000」を2007年2月14日、販売開始した。価格は80万2000円から。

 CPUにXeon2.8/3.2GHzを最大2基搭載する2U(高さ約88mm)ラックサイズの産業用サーバ。温度変化に強い長寿命部品や冷却装置の搭載によて、広範囲の周囲温度環境下(セ氏5〜40度)で安定稼動し、電源ノイズ対策や防塵フィルタなどの装備によって信頼性を高めている。電源装置も2重化してある。

 システム動作診断、異常の早期検出、復旧支援を行うRAS機能を搭載する。HDDやバッテリーなどの寿命部品の稼動時間管理による予防保全も可能。奥行きは614mm。

 標準搭載OSはWindows XP/Server 2003。また、オプションでRedHat Enterprise Linux 4にも対応し、RAS機能のサポートやインストール代行などを有償で提供する。

 なお、発売後5年間は同一モデルの製品を提供し、販売終了後も継続7年間の長期保守サポートを提供する。【鴨沢 浅葱/Infostand】

東芝
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